口腔外科

口腔外科とは

口腔外科とは、歯や歯茎、舌、唇、口腔内の粘膜、唾液腺、顎関節、顎の骨など、口の中とその周りの病気を治療する診療科です。
例えば、親知らずの抜歯、顎関節症、口内炎、舌がんなどは口腔外科の領域です。

親知らずとは

親知らずとは親知らずとは、歯並びの中で最も後ろに位置する歯で、最後に生えてきます。
正式には第三大臼歯といい、または智歯とも呼ばれています。
親知らずがまっすぐ生える方、斜めに生えてくる方、そもそも生えてこない方など個人差が大きいことが特徴です。
主に、10代後半~20代前半にかけて生えてきます。

親知らずの生え方

1.まっすぐ生えているタイプ

親知らず①親知らずがまっすぐに生えており、歯としての機能が十分に備わっている場合は抜歯する必要はありません。
ただし、噛み合う親知らずがまっすぐに生えておらず、正しく噛み合っていない場合は抜歯を検討します。
なお、親知らずがまっすぐ生えている方は、それほどいらっしゃいません。

2.完全に埋まっているタイプ

親知らず③親知らずが歯茎に完全に埋まっている場合は、歯周病の原因になることはありません。 しかし、骨の内部に嚢胞という袋状の塊が生じ、骨を圧迫したり溶かしたりする場合があります。 この場合は、嚢胞を手術で取り除かなければなりません。

3.一部だけ見えている・斜めに生えているタイプ

親知らず②親知らずが斜めや横に生えていると、隣の歯を押して歯並びを乱す場合があります。
また、歯垢や歯石が溜まりやすいので、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
このような状況が続くと、体調が悪くなった際に歯茎の腫れや痛みを繰り返すようになり、生活に支障をきたす恐れもあります。

顎関節症

顎関節症顎関節症とは、顎関節やその周りの組織に障害が起きている状態です。顎を動かしにくくなったり口を十分に開けることができなくなったりします。
また、口を開け閉めするときに、シャリシャリ音やカクカク音がすることも特徴です。
顎関節だけではなく、その周辺やこめかみの痛み、肩や首のこり、食べ物をよく噛めないなど、生活に支障をきたすケースもあります。
原因は、歯ぎしり・食いしばり、ストレス、不安、抑うつ、片側噛み、うつ伏せ寝、頬杖、猫背などさまざまです。 治療では、スプリントと呼ばれるプラスチック製のマウスピースのようなものを使用します。
患者さんのお口の中に適合するマウスピースを作製し、装着していただきます。
スプリントを使用すると、顎関節への負担が軽減するため、顎関節症の改善に繋がるとされています。
使用するタイミングは夜間ですが、日中に食いしばる方は日中も装着した方がよいでしょう。

全身の健康のためには正しい咬み合わせが大切です!

全身の健康のためには正しい咬み合わせが大切です!歯並びが整っていても、上下の歯が噛み合っていなければトラブルが起こりやすくなります。
咀嚼力の低下、顎関節症、肩や首のこりなど、大きなトラブルに繋がる可能性があるため、早めに咬み合わせを改善することが大切です。
矯正歯科治療や補綴治療、スプリント療法など、症状に応じて適切な治療を選択する必要があります。
なお、咬み合わせが悪いことを自覚することは難しいので、気づかないうちにトラブルが大きくなるケースが少なくありません。
そのため、少しでも違和感があるときは歯科医院でチェックしてもらうことをおすすめします。
TOPへ戻る
tel.03-6407-8255 無料相談WEB予約無料相談WEB予約